10年前にあきらめたダリルズ・ハウスやりたい!熱。復活。八潮にあるヤマス・スタジオ

ダリルズ・ハウスって何だよ?

コロナ禍で無観客ライブのネット配信というのが流行っていますが、映像で配信するのに、わざわざステージで演奏する必要ある? お客さんもいないのに、なんでみんな一方向を向いて演奏している? と、不思議に感じました。

10年以上前ですが、DARLYL’s HOUSE(ダリルズ・ハウス)というのをYouTubeで観て、「これやりたい!」とバンドで言っても、誰にも相手にされませんでした。
なんか今なら振り向いてくれる人もいるかな?

ダリルズ・ハウスとは、ホール&オーツ(Daryl Hall & John Oates)というユニット名で知られる米国のアーティスト、の、片割れ、ダリル・ホールさんが、自分の別荘に知り合いのミュージシャンを呼んで、セッションして遊ぶ、というコンセプト。そのセッションの様子をYouTube配信したもの。当時はまだYouTube自体もそれほど知られていなかったので、「何が良いの?」的な反応しかもらえませんでした。
ダリルズ・ハウスのホームページを見たら2007年からやっているんですね。

蔵を改造した音楽リハーサル・スタジオ「ヤマススタジオ」

ところで、これ(ダリルズ・ハウス)のどこが良いの?
というと、ミュージシャンが輪になって演奏している。
仲間同士で音を鳴らして遊ぶなら、別に全員が客席を向く必要ないですよね。目で合図しながら音を鳴らす、めっちゃ楽しそう!
やっぱり音楽は楽しくなきゃ!
なんだか今のネット配信を見ていると、「ライブができなくてどうしよ、どうしよ。」と困っているのがにじみ出て、無理やりいつものライブを配信してみましたっていうのが多いように思えます。

とくに「ダリルズ・ハウスをやるため」という理由ではありませんが、このコロナ禍、何かできないかな~という思いで、漠然とスペースを探していました。
映像を撮るという目的でセッションができるスペース。
スタジオにこだわらず、飲食店や倉庫的なスペースも含めて。

オーナーとは、数年前から、草加ミュージックフェスティバル(SMF)実行委員会のミーティングでいつも顔を合わせていたし、スタジオを経営している、というのは聞いていたのですが、なんとなくタイミングを逃していて、やっと話のきかっけがあり、スタジオを見学させていただきました。

昨年末実施した草加ミュージックフェスティバルの反省会があり、そのミーティングの際に、「今日スタジオの見学させてください!」 「いいですよ!」みたいなノリで行ってしまったので、辺りは真っ暗。

ヤマススタジオ全景
ヤマススタジオ全景
ヤマススタジオの入口

良い意味で、いろいろ予想外でした。
音楽のリハーサルスタジオはいくつかお世話になったことはあったので、そんなイメージで伺ったら、なんと、普通の民家。

蔵を改造したヤマススタジオ
ダリルズ・ハウスができそうなう雰囲気・蔵を改造したヤマススタジオ

オーナーはトロンボーン奏者であり、ジャズ好きなおじさん。
スタジオというよりも、普通に
「おれんち開放するよー!、音楽好き集まれーーー!」
みたいな感じ。
見学に行く前、ホームページを見ていて、スタジオ利用料金を見ていて
4時間で2,000円。
何それ、めっちゃ安っ!
と思っていましたが、見学してみて、なんとなくスタジオのコンセプト、オーナーの気持ちが見えた感じです。

休憩時間はここでBBQもOK
休憩時間はここでBBQもOK

ここを見て10年前にあきらめたダリルズ・ハウスを思い出したのでした。
この雰囲気。別荘に気の合うミュージシャンを呼んで音出して遊んでみるぜ、的な。いいな~。
また、ふつふつと「ダリルズ・ハウスやりたい!熱。」がでてきました。



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