SONARでお遊戯会音声トラックを作成

幼稚園のお遊戯会におけるビデオ撮影で一番重要なのは、
1.写っていない子を一人も出さない。
  「うちの子が写ってないじゃないの!」というクレームになりかねない。
2.卒園式までに納品しなければならない。短納期。
  卒園してしまうとDVDを渡す機会が無くなる。
ということで、あまり芸術性は求められず、映像に凝る余裕がありません。
音声に関しても、マイクを通さない肉声なので、かなり限界があります。
とは言っても、できるところまでは何とかクオリティを上げていきたいと、
日々努力しております。

昨年までは客席後方にコンデンサーマイクを設置し、これだけで収音していました。
ガンマイクを使うアイディアもありましたが、
「よっぽど高価なガンマイクを使わない限り離れた場所の音は拾えない、
 返って、同じ金額帯ならば普通の単一志向性マイクの方が音は良い。」
というアドバイスをいただき、単一志向性のコンデンサーマイクを使うことにしたのでした。

音質的には、この客席後方マイクでも十分だと感じましたが、
やはり、ステージから遠く、客席の音も拾ってしまうので、
今年はステージすぐ前にもレコーダを置くことにしました。

ステージすぐ前では、足音を一番気にしました。
天吊りが一番良いらしいですが、さすがに天吊りは設備的に難しい。
「足音がうるさすぎたら、客席後方マイクだけ使えば良いや」
と言った感じで、実験的においてみました。

で、収録した後、聴いてみると、
意外とこのステージすぐ前ICレコーダーが良い仕事をしてくれていました。
客席のがやがやした音はあまり入らず、ステージ上の子供たちの声をちゃんと拾ってくれました。
それと、一番気にしていた足音も、予想以上に耳障りではなく、なんとか使えそう。
しかし、まったく予想していなかったのが、
衣装のガサガサとした音。
これがかなりのボリュームで入っていました。

子供たちの衣装は、布ではなく、ビニールのような素材なので、
動くたびにガサガサガサガサ、擦れる音がします。

そこで登場したのがSONAR。
SONARのエフェクター類で、この音をどこまでクリアにできるか?
まずはEQで耳障りな衣装が擦れる音をカット。
そして、コンプで子供のセリフ部分だけを前に出す。

と簡単に考えていましたが、やっぱり魔法の箱は無いみたいです。
衣装のガサガサの高音部を消そうとすると、子供のセリフと被っているところがあるし、
低音部を消そうとするとピアノの音が痩せてきちゃうし。
どこまで限度とするか? そこの見極めが難しいところです。


1トラック目(青)が客席後方マイク。
2トラック目(赤)がステージすぐ前ICレコーダー。
マイクの設置場所によって、拾ってる音が全然違うということがよくわかります。
各トラック、EQも1発だけではなく、3発、4発と使って、余分な音をカットしていきます。

でも、昨年までは、音声のボリュームを上げるか下げるかくらいしかやっていませんでした。
最近、SONARも使い慣れてきたので、EQやコンプなどでそれなりに音をいじったり、
複数マイクの音をミックスしてバランスをとれるようになってきました。
これ、使い慣れてくると、結構良いです。
音楽の楽曲を作るだけではなく、ビデオの音声トラックの加工にも十分使えます。

こうして作った音声トラック。
昨年に比べ、子供たちの声が断然聴きやすくなっていると思います。

ちなみに、今回カメラは8台。
セリフを言っている子供で、撮り損ねている子供はいないと思います。(たぶん)
マルチカメラの操作はかなり安定してきました。

 
 

★★★コンピューター・ミュージック/SONAR教室 DTM講座★★★


Comments are closed.