地下室の会ライブ　BE&G（中村梅雀・田中栄二・Gregg Lee）

2014年8月18日 dorakichi

中村梅雀（なかむらばいじゃく）さんというと、赤かぶ検事とか、釣り刑事とか、気さくで面白いおじさんの役でよくテレビでお見かけします。歌舞伎役者で俳優でもありますが、
地下室の会所属のプロ･ベーシストでもあるんですよ。

（下記写真をクリックすると中村梅雀さんの公式サイトに飛びますが、音が出るので要注意！）

先週、8/14（木）、下北沢CLUB251で行われた「地下室の会ライブ（Bassment Party Live Vol.55）」。
私はいつものように公式カメラマンとして撮影をし、写真掲載の許諾を取るために、各アーティストに名刺を渡し連絡先をお聞きしていました。
すると中村梅雀さんに名刺を渡したところで、
「チャリティライブの時のDVDってどうなりました？」
と話しかけられました。
「おっ！」っと不意を突かれたのと同時に、ちょっと恐れていたところをツッコまれたのでした。
チャリティライブとは、
２年前、2014年9月30日、調布たづくり・くすのきホールで行われた地下室の会ライブVol.50　～東日本大震災復興支援ライブ～のことでした。16組、約70名ほどのミュージシャンが集まったライブ。そういえば台風が来てました。
その時も私は写真撮影とビデオ撮影を行っていました。
写真については無事みなさんに送付することができましたが、動画について実は一部お渡しできていないアーティストがいました。

当時私は大井松田という神奈川の山奥にある会社に所属していました。
その会社は動画のソリューションを扱うIT企業だったので、「チャリティライブの映像は会社の宣伝にもなるので動画制作のスポンサーになりましょう。」と社長に持ち掛けました。
当時の社長は快諾。
ライブの撮影を行い、その会社で順調に編集作業を進めていました。
しかし、思わぬ事件が。
社長が株主からいきなり解任されてしまったのです。
その社長の推薦で入社した私は、それに引きずられるように会社を追い出され、夜逃げ状態で編集機材を撤収したのでした。
そんな状態で編集作業も滞ってしまい、私としてはずっと心に引っかかっていました。

今回、中村梅雀さんに言われて、
やべっ！って一瞬思ったのですが、
２年前に撮影していた私の顔を覚えていてくれたんだ、と、あとになってすごく嬉しくなりました。
中村梅雀さん、すごくいい人です。今度から中村梅雀さんのドラマは録画して観よう。
チャリティライブの動画は編集して無事発送することができました。
ずっと引っかかっていた心の棘が一本抜けました。