同期演奏に伴うドラムプレイヤーの劣悪な環境

今、私がレギュラーで参加するバンド、
4バンド中2バンドがシーケンサーを使った同期演奏がメインになっています。
その2バンドのメンバーからは、
「たまにはクリック無しでやりたい。」
という不平不満は出ますが、そこを強引に使い続けるのでした。

で、メンバーの一人がこんなサイトを見つけてきてくれました。

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特にこのサイトの下記ページ。

同期演奏に伴うドラムプレイヤーの劣悪な環境

♪自分の音が聴こえにくい
♪ノリが自由がない
♪他プレーヤーのヨレ、モタリが気になってしかたがない
♪ライブを楽しめない

おっしゃる通り、うすうすは感じてました。(うすうすかよ!:笑)

私の音楽の始まりは、ヤマハ・エレクトーン教室。
物心ついた時から、リズム・マシーンで弾くことを強制され、
リズム・マシーンの上で、ノリや表現をつけることをやらされていたので、
「クリックなしでやりたい。」
という人の気持ちが心底理解できているか?、っていうと、実は理解できていない部分があります。

私が同期演奏をメインに行うようになったのは、ある事件がきっかけ。
ライブ本番前の2回のリハをドラムが欠席するという事件。
ドラムがいないと、エンディングのキメ部分がまったく練習にならないんですよ。
社会人バンドの場合はどうしても会社や家庭が優先。
全員が集まれるのは1ヶ月に1度というのが普通。
その1度もつらい時がある。
バンドでちゃんと音を作っていくには、やはり週1回集まって音を出したいですね。
私が以前オーナーをやっていたボーカル教室は月4回コースと月2回コースがありましたが、
月2回コースで受けている生徒は、あまり上達していませんでした。3年、4年と通っても。
「3年通ってその程度?」
と思わず言ってしまったくらい。
本気で上達したいのならば、最低でも月4回(週1回)のコースが必要と感じました。
ボーカルだけではなく、バンドもそうです。
最近、コンピューター・ミュージックを教えていても、それはひしひしと感じています。
月4回入れる生徒はどんどん進んでいくのですが、
月2回の生徒は毎回前回の復習から入っている感じであまり進みません。
ボーカル教室を経営していた時は、「1時間・月2回で振替自由」っていうシステムだったので、
それから比べると「ヤマハ音楽教室はなんて自由度が無いんだ。」
と思っていました。
ヤマハ音楽教室は「週1回、30分、振替無し」というシステムでしたから。
でも、今、いろいろ経験して考え直してみると、ヤマハのそのシステムは、
楽器を上達させるには的確なシステムなんだなぁ、とつくづく納得しています。

さて、話を戻すと、
週1(月4回)ペースで練習に入れない社会人バンドはどうやって音をまとめていけば良いか?
っていうことでシーケンサーを使った同期演奏を思いついたのです。
シーケンサーを使っていれば、誰かが休んでも、ある程度はカバーできる。
ドラムが休んでも、ベースが休んでも、
ある程度曲を進行させることができ、他の人が練習できる。
社会人バンドには必要なアイテムなんでは無いかと思います。

上記のサイトに戻りますと、こんなことが書かれてました。
>ドラムの存在意義とは演奏する為にリズムが必要だからといった単純なものではなく、
>ノリを一旦ベースに預けたり、ボーカルとリズムの掛け合いをしたりと、
>演奏者がイメージしているグルーヴ感を具現化する楽器なのです。
すげぇ、かっけー、ドラム、かっけー、そんなすごいことをやっていたのか!
でも、このサイト、最終的に何がやりたいか、というと
クリック音素材をダウンロードさせたいみたいです。
つまり、同期演奏肯定派。
私はバンド練習の補助として同期演奏を使い始めましたが、
やっぱり時代の流れとともに表現力豊かになるという点で、同期演奏が必要不可欠なものになっているんですね。

 

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