2026.01.28
前回の続編記事では、
という、なかなか精神力を削られる状況を書きました。
結論から言うと──
あの移行、実はすでに「ほぼ終わっていました」。
今回はその顛末と、
「なぜ終わっているのに終わっていないように見えたのか」
そして実際に Gmail 側で何が起きていたのかをまとめます。

前回までのおさらい
目的はシンプルです。
- これまで使っていた独自ドメインメールを
Google Workspace(Gmail)へ移行 - 過去メールを Google の検索エンジンで
快適に検索できる環境を作りたい
そのために、IMAP を使ったメール移行を開始しました。
開始日時は、
2026年1月23日(金) 午前9:00
前回・続編記事の時点では、
- 検出メール数:36,000通超
- ステータス:ずっと「処理中」
- 終了時刻の目安:一切なし
という、
「これ、本当に終わるの?」
という状態が続いていました。
そして今回(完結編)
改めて管理画面を確認したところ、
ステータスは 「完了」 に変わっていました。
最終的な数字は以下の通りです。
- 検出されたアイテム数:37,020
- 移行されたメール数:36,872
- 失敗:133通
- 状態:完了
数字だけ見ると、
あれ? もう終わってるじゃん?
という話なのですが、
問題は Gmail 側の見え方 でした。
「終わっているのに、終わっていない」ように見えた理由
Gmail にログインして最初に見た受信トレイには、
- 2025年6月17日までの古いメール
- 2026年1月23日〜24日の直近メール
だけが表示されており、
- 1月24日〜1月27日のメールが見当たらない
- 送信済みも思ったより少ない
という、かなり不安になる状態でした。
ここで一瞬、
え、移行失敗してない?
と本気で思いました。
実際に起きていたこと
結論から言うと、
メールは消えていませんでした。
Gmail の仕様として、
- 「受信トレイ」=すべてのメールではない
- 移行されたメールの多くは
自動的に「アーカイブ」扱いになる - 送信済みは「INBOX.Sent」というラベルに入る
- Junk / Trash も容赦なく全部持ってくる
という挙動をします。
つまり、
- 受信トレイに見えていないだけ
- 「すべてのメール」を見ると、ちゃんと存在している
というオチでした。
なぜこんなに時間がかかったのか(振り返り)
今回の移行を通して分かったのは、
- IMAP 移行は
「受信箱をコピーする作業」ではない - IMAP 上で認識される
全フォルダ・全履歴・全状態 を
1通ずつ検出・判定している
という点です。
結果として、
- Junk
- Trash
- 何年も前の不要メール
- 見えていなかった内部フォルダ
こういったものまで、すべて対象になります。
長年使ってきたメールアドレスの場合、
時間がかかるのはほぼ確実 だと感じました。
実際に Gmail で使ってみた感想
肝心の「検索」はというと──
正直に言って、
圧倒的に速いです。
- 件名うろ覚え
- 差出人だけ覚えている
- 何年前か分からない
こういったメールでも、
ほぼ一瞬でヒットします。
これだけで、
ああ、やってよかったな
と思えました。
これから移行する人への注意点
今回の経験から言えるのは、
- 「数時間で終わる」と思わない
- 「一晩放置すればOK」は幻想
- 大量メール持ちは
数日〜1週間覚悟する
そして何より、
「受信トレイに見えない=失敗」ではない
という点は、声を大にして伝えたいです。
おわりに(完結編として)
前回・続編を書いていた時点では、
いつ終わるんだ、これ…
という気持ちでしたが、
終わってみると、
見え方が変わっただけだった
という、いかにも Google らしいオチでした。
Google Workspace のメール移行は、
- 時間はかかる
- 不安にもなる
- 正直、分かりにくい
ですが、
完了後の快適さは本物 です。
これから移行を考えている方の
心の準備材料として、
この記事が少しでも役に立てば幸いです。
次回予告(たぶん)
- Gmail 移行後のラベル整理
- 「受信トレイをどう使うか」問題
- もう二度と Junk を全部移行したくない話
……このあたりも、そのうち書くかもしれません。


