PA・照明指示書とは、ライブのPAスタッフ、照明スタッフに対し、
「こんな感じでパフォーマンスしたい。」
という宣言みたいなもの。
自分のライブをより良いものにするためには、
各スタッフにちゃんとした”お願い”をした方が良いです。
一生懸命書いてくるバンドは、やっぱり”やる気”を感じます。
当然、書かないからやる気が無いっていうわけではありませんが。
私の仕事は、
各バンドからの熱い思いをまとめ、各スタッフに伝達・確認することです。
ライブハウスでのライブは、すでにライブハウスに備えている機材やオペレーターで
できること、できないことがあるし、
ある程度定型化されているので、ここまでは必要ないのでしょうが、
ホールを借りて、PA、照明などを1からセッティングするようなイベントでは、
ここらへんの手間はたいへんです。
ここへんの手間を考えて、ライブハウスでやったこともあったのですが、
ライブハウスだと時間的制限やスペース的な問題がありました。
何よりもカメラアングル的な制限が一番大きい。
ライブハウスだとカメラマンが動けるスペースが少なく、良いアングルから狙えません。
社会人バンドは、しょっちゅうライブをやっているわけではないし、
サウンドでがっつり聴かせるっていうわけではありません。
思い出として参加する人も多ので、
そういう人たちに対しては、
「大きなステージで演奏させてあげて、かっこいい写真・動画を残してあげたい」
という想いがあります。
そんな想いを実現するためならば、多少の手間はしょうがないかな、と思います。
大人になっても「輝きたい!」っていう想いは変わらず、ある!と信じていますので。
大学生の時、ひまわり劇団に友人がいて、その彼から卒業公演のビデオ撮影を依頼されました。
その卒業公演のビデオのエンディング・ロールに、この曲を使って編集したんです。
「俺達の想いが詰まったこの曲、感動した!」
と言ってくれました。
オッサンになっても”輝きたい”という想いを失ってはいけないんだ。
っていうことで、
遠藤京子「輝きたいの」